40代50代ママ地味目色無地で卒業式コーデ

「2月は逃げる」とよく言ったものです。

つい最近成人式をやったな~と思っていたらもう3月は目の前です。

 

 

先のブログ記事では40代50代ママの嫁入り着物で入学式コーデについて書いてみましたが→こちら

今度は同年代の卒業式ママのコーディネート一例を。

 

小学生ママの場合、まわりは若いお母さんが多く、40代ママも気にせず思い切り若々しく明るく装うとよいと思っています。

最近は見た目は皆さん本当に実年齢よりずっとずっとお若くて何にも気にすることはないのですよね~

 

お子様もママがいつもと違う格好をするだけで、照れくさいけれど嬉しいものです。

見ているこちらも幸せになります♡

 

ただこれが中学生、高校生となると思春期真っただ中。難しいお年頃。

ファッションにも敏感な年代なので、お母さんが目立ちすぎても地味すぎて老けても嫌がられたりします(笑)

 

今日は「箪笥によくあるものを生かす」も引き続きテーマにしながら卒業式ママのコーディネートを一例ご紹介します。

どうぞお楽しみください✨

卒業式ママ、きもの何着る?


入学式にきものを着るけれど、卒業式はスーツでというお母さま方も多いと思います。

40代50代でスーツやかしこまった服をふだんから着る機会のある方はお手持ちがあったり、この機会に新調しても無駄にはなりませんが

体型変化の大きいお年頃(笑)、流行もあるし、着るものがない・・・という方はきものを選択肢に入れるのもありです。

 

 

入学式よりも厳粛な式の位置づけとなる卒業式は、同じ「せいそう」でも「盛装」よりも「正装」を意識した落ち着きと品を意識してはどうでしょう^^

 

 

そういった点ではお手持ちに一つ紋の色無地もよい候補になります。

 

 

色無地と合わせる帯は

✅格高めの織の九寸名古屋帯(金糸や銀糸が入った、おめでたい柄)

✅礼装袋帯

 

どちらでもよいと思います。

 

40代50代ママのきもの事情


お茶等和のお稽古事が盛んな金沢では、色無地をお持ちの方も多いです。

色喪にも使えるよう落ち着いた色目の色無地が箪笥から1枚は出てくるのではないでしょうか。

 

先の記事では4月入学式、少し明るく華やかにということで、よくある赤系の江戸小紋を使ってみましたが、卒業式は3月、まだ冬の名残りのある季節、控え目な色目で厳粛なイメージでコーディネートするのもよいですね。

 

下の写真は左:訪問着に袋帯 右:たたき染の色無地(の位置づけでよいと思います)に袋帯。

左は若めに華やかに、右は落ち着いて年齢層高くても素敵に見えるようにと差をつけて着せてみたものです。

 

参考になればと思います☺ 

薄茶の色無地にクラシックな袋帯でコーディネート


今回例に選んだのは薄茶の色無地。

 

 

たまたま手持ちのこちらは紋が入っていないのですが、入っていればなお格が高くなり、袋帯との釣り合いも取れます。

ただ卒業式に特にドレスコードがあるわけではないので「紋がないと袋帯と合わせられない」ということではないので、こちらで合わせてみますね!

 

 

私はパーソナルカラーがイエローベースで温かみのある色が顔映りがよく、茶系は全般得意です。

同じ地味目なお色でも、ブルーベースの方はクールなお色が得意でしょうから、お手持ちの色無地はお顔映りのよい紫系、青系などかもしれませんね!

 

 

今回使ったのは先の画像にも出てきた白地に鮫小紋の地模様にオーナメントの中に桐の柄。

モチーフはとてもクラシックですが、どことなくロイヤルな雰囲気、格調高い印象があります。古くて硬くて短めだけれどお気に入り! 

伊達衿・帯揚げ・帯締めのコーディネートのコツ


色無地に伊達衿は入れても入れなくてもよいのですが、今回は入れてみました。

色無地の色がほんわか穏やかなので、メリハリがないと寂しく感じる方の場合は伊達衿は効果的です。

 

私はコントラストがある程度あった方が似合うタイプなので、入れてみました。

選んだのはダークな深く暗い紫系。桑の実色あたりでしょうか。

 

これ自体は似合う色ではないですが、きもの自体が似合う色なので問題なしです!

パーソナルカラーを意識するときは、面積とお顔との距離を中心に気にすればよいですよ☺

 

✅大きな面積のもの(きもの・帯)

✅顔回りに近いアイテム(きもの・半衿・帯揚げ)

 

といった感じ。

 

今回は薄茶と濃紫の配色を使い、トーンの差を大きく取ることで、穏やかな印象だけでなく少し重みと引き締め効果を添えました。

パーソナルカラー スプリング・50代のセレクト例


 きもの、伊達衿、帯と落ち着きと格調をテーマに着るシーンをまずは考えて選びました。

ここからは「似合わせ」と「自分らしさ」を少し添えていきたいと思います。

(この匙加減、自由度がきものの楽しいところ~ きもの好きさんにはわかるでしょ(笑))

 

 

帯揚げは三色ぼかしの少し遊び心あるものをセレクト。地紋と艶があるのでカジュアルに転びすぎません。

「艶」ってとても重要です。艶の程度によりイメージが変わるからです。 

 

✅ギラギラ・・・エネルギッシュ、ワイルド

✅つやつや・・・上品、エレガント

✅マット ・・・落ち着き、控え目

✅ざっくり・・・ナチュラル、カジュアル

 

例えばこんな感じです。今回選んだのはつやつやあたり。上品さを狙います。

帯締めは白のゆるぎに萌黄色の撚り房(よりふさ)にしてみました。

 

正面から見ると装飾性もなく、シンプルですが、古い帯に乗せるとすっきりとした清潔感が出て厳かな式にも相応しい印象になった気がします。

立ち座りして動くと、横姿にフキノトウや芽吹きを思わせる鮮やかな萌黄色が見え隠れして春待ちの明るい気持ちを感じさせてくれそう。

帯締めはさておき、↑これ、髪がよろしくないですね 苦笑

襟足はすっきりとしたほうが素敵です!毛先もぱさぱさしていると普段着感がでてしまうので、ここも巻いたり、ツヤを与えるとよいと思いますm(__)m

アップならおくれ毛のないように仕上げるとよいですよ!

 

(この後二か月ぶりにカット行きました✂ 反省を込めてUP。。。笑)

着姿全体はこんな感じになりました☺ 

きもの自体は何ということのない地味な色無地ですが、帯や小物をお祝いの気持ちと一緒に重ねていくようなコーディネートを心がけたつもりです。

 

脇には入学式と同様に末広を差しています。

ここに黒のポイントがあるだけでもきちんと感がでるので、お持ちの方はお着付けの際にどうぞお持ちくださいね。おすすめです!

地味色色無地もコーディネート次第!


いかがでしたでしょうか?

地味色の色無地の卒業式ママコーデ。40代50代にぴったりだと思いませんか☺

 

あなたの箪笥の中にもありそうな地味色の色無地、帯合わせ、小物合わせでシーン合わせ、似合わせが叶うかもしれません♪ 

せっかくお持ちのきもの、日の目を見させてあげてください☺

 

そして似合う色やコーディネート、あるものを生かすコツが知りたくなったら、どうぞお声がけください♪