4月のきものカラーコーディネート

過ごしやすい暖かな日が続いた4月。



近所の河原が桜並木、例年より早い桜の開花を
毎日のわんこの散歩で何度も楽しむことができました
行動範囲狭め、行動も地味目w ナツメミヤビ 雅子です。




4月はお稽古や打ち合わせなどきものをたくさん着られました✨
ベーシックの落ち着いた色から春らしい色が増えたかも。
1か月のコーディネート振り返り、始めましょう❣️

手持ちで桜に寄せる


牛首紬を桜、帯揚げで葉桜の配色に。
三分紐は桜蕊(さくらしべ)の濃き色を。
帯留めは錫のお香立てをリメイクした自作です。



このきもの、胴抜き仕立てなのですが
胸の生地がふわついて落ち着かないのと
衿は逆に分厚すぎる仕上げで微妙に着にくいのです。



思い切って袷にして衿も直してもらうことに!
実験実験 着心地がどう変わるか楽しみにしています✨



しっとり大人しめなイメージで春を愛でるコーディネート。

好き色、ベストカラーを着る


ベストカラーの二枚は袷と単衣。
微光沢と艶々の素材違い。
縦縞と型染めと手法も変えて。



紅花と思われる袷は得意のメリハリ配色で染めの紬帯。



多色帯締め 衿秀 

きものと帯と色相を合わせて
色を拾ったカラーリンケージでまとめます。



艶が強めの大島紬は単衣。
好きな型、色を指定して白生地に染めてもらったオリジナル。



お世話になったのはアトリエまさ木さん。
京都の5代続く京友禅の染め屋さんです。
マダムはKICCAきものカラーコーディネーターの心強い同期で
心易く相談できます。




同じ色のものさしを持っているので色柄のニュアンスを
とてもスムーズにコミュニケーションできるのもありがたい。



この柄は南陽更紗という柄。



白生地などお持ちでしたら違う配色で染めることもできますよ✨
私の留め柄ではないのでよかったら色違いをお世話します。
お色のご相談にも乗れます。

賑やか小紋をRe-style!


第一印象で好きと思った賑やかな小紋。
こういう多色ミックスのきものは


☑︎帯をモノトーン系にする
☑︎帯を無地にする


とすっきり着られます。
違う印象でRe-styleしてみました。

※Re-styleはKICCAきものカラーコーディネーター協会のメソッド
 こもので印象を変えてイメージ作りしていきます


まずはモノトーンの帯バージョン。
白地の帯のセパレート効果ですっきり見せ。



ピンクとミントのパステルを選んで甘く軽く春らしく。
でもちょっと自分のイメージには甘すぎました。
ピンク攻略は道のり長い。。。


帯揚げ 衿秀
帯締め ゆるぎ



別の日は無地帯バージョン。
思い切ってきものの地色を素材違いで衿、帯に。
全身ワントーンに近い洋服感覚の合わせ方です。



ワントーンコーディネートは苦手なので帯締めにアクセントを。
ピスタチオチョコのようなブラウンと黄緑は好きな配色の一つです。


衿 リネンにインドの木版で自作

木綿で働くきものコーディネート


半日きものセレクトshopの日。


きもの作り体験で自作の木綿を着ました。


働くきもののポイントは
☑︎汚れても気にならないディープカラー
☑︎汚れても気にならない洗える素材
☑︎着心地が軽いこと


このきものは全部叶えてくれています✨


半幅帯 ナツメミヤビ 
帯留め 自作の陶器
三分紐 昇苑くみひも
三味右近耳黒下駄はオールドバティック鼻緒
一閑張のバッグ たっぷり収納

民芸をポップに


月刊アレコレさんの特集で面白く読んだのが
民芸を素朴じゃなくポップに着る、モダンに着るテーマ。


手持ちの型染め帯は田んぼに水車ですが
なかなかのビビッドカラーで面白い。


地味目の縞の紬に合わせてカラフルコーディネート。
縞と型染め、ものは民芸ですが色の力でポップに見えてきました😊

好き色ターコイズとブラウン


きもの 大島紬
半幅帯 ナツメミヤビ インドファブリックをパッチワーク
帯留め 東風杏


くすみカラーを使って落ち着いたイメージで
帯まわりが明るめなので程よく大人。
ターコイズをブラウンと合わせるのが好きすぎて
ちょくちょく登場しますね😊


金澤町家できものレッスンと合わせて
なげいれ花のお稽古に月一通っています。


家に帰って生け直すのも楽しみな時間に。
この日は山躑躅(やまつつじ)を枝そのまま生かしてストンと。
私の技は何もなく、自然の形が美しいです。

ツナグキモノをコーディネートを変えて


祖母の浴衣と男物をツナいだ片身がわりの単衣は大活躍。

何より軽いのと、落ち感のある素材が骨張った骨格を
いかつく見せない効果があってスタイルアップするきものです。


ある日はモノトーンの半幅帯で楽に。
きものに2つの柄が既にあるので、帯揚げ帯締めを省略して
色を増やさない着方もかっこいい気がしました。
マニッシュ(男性的)なさっぱり潔いイメージ。



別の日は黒、藍、青と冷たい印象のきものを
ウォームが似合う自分に寄せて
柔らかな地色の半幅帯を選びました。



きものの色と全く同じ色を繰り返すと強すぎたり
クールになりすぎる時、色相やトーンをずらしていくと
自分らしくまとまることがありますよ✨


私は浅葱色、軽めのターコイズを添えて
好きで落ち着くコーディネートにしてみました。


ゑびす足袋さんのくるぶし丈の足袋 くるたびも
片身がわりをチョイス。これはヘビロテ決定です。
可愛い💕

赤黒白、色の原点コーディネート


義母と一緒にお出かけは気張らず、盛らず、でもちょっと可愛さも。

きもの デニムにバティック柄手描き
半幅帯 あんてぃーく凛 幅が狭いのでずらして
下駄  オールドバティック鼻緒
バッグ 一閑張


白黒赤、色の原点である三色を使って目に止まるメリハリある配色。
ちょっとブリティッシュなイメージにも見えてきました。


半衿は曲線、帯は直線。
シンプルな中に変化を入れた分かりやすくトライしやすいコーディネート。

明るい色にチャレンジ…


悪くないんだけれど、しっくりもこない笑


何でも合わせやすいグレーの縞の綿ポリ単衣。
合わせやすいのとコーディネートが決まるのは別なのだなあと思います。


ある日はバティックの京袋帯 ナツメミヤビ
マスクと帯をコーディネートしました。
綺麗だけど、軽すぎて落ち着かないコーディネートになりました💦


別の日はまたもやピンクにチャレンジ。
グレーにピンク、サマーさんが得意な配色です。
帯揚げで少しこっくりとした色を入れたり
帯締めは黄とカラフルに持っていって自分に寄せましたが
力不足。。。何だか落ち着かないです〜


弱い印象のピンクはカラーはスプリングでも
スタイルがオータム、印象もオータムな私には
なかなか手強いです❗️


4月ですが木綿、ポリ、紬と単衣もかなり着ました。
外出の時は単衣に薄羽織が見た目も体感もいい感じです。


今月着てみての課題は

☑︎春らしいカラーの単衣を増やすと良さそう
☑︎綺麗色の薄羽織をもう一枚あると良さそう


また考えながら少数精鋭、揃えていきたいと思います✨



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