初めてさんの帯留め使いー三分紐の基本の締め方ー

桜が満開を迎えた金沢

毎日良いお天気が続いてとても気持ちがよいです。

 

ナツメミヤビ 雅子です。

 

桜はきものによく使われ広く愛されている文様、モチーフですね。

私も好きなのですがなかなかはんなり系が似合わないので

きものや帯には手持ちがほとんどありません。

 

そんなときに便利なのが「帯留め」です。

 

石田節子さんのスタイリングが好きできものを着始めたこともあり

帯留めは最初から当たり前に使っていましたが

 

「帯留め使ったことがないんです。。。」

「どこで結ぶんですか?」

 

と意外にご質問を受けます。

 

「え?通して、結んで、ぐるっと回せばよくない?」と

握力MAX40㎏あった私、簡単に思っていたのですが

 

☑紐が細くて手の力が弱いので緩みやすくて怖い

☑いつ帯留めを通せばいいかわからない

☑している途中に帯留めが落ちたりする

 

そんなお声も聞くので、超普通~~の内容ですが

帯留めの使い方を図解してみたいと思います。

 

この記事は

☑まだ手があやふやな初心者さん

☑手や指の力が弱い方

に向いています^^

 

では始めます!

用意するもの


まず準備するもの。

 

➊帯留め


❷三分紐、二分紐など ※帯留めの金具に通る巾の紐でしっかりしたものなら何でもOK スニーカーの紐を使う人もいますよ~

 →三分紐 幅が3分(約8~9㎜)の細い巾で長さは120㎝~ほどで通常の帯締め(150㎝~位)よりも短めが多いです。

 →二分紐 幅が2分(約6~7㎜)の細い巾で長さは三分紐同様短めです。

  アンティークの古い帯留めの金具は狭いので二分紐しか通らないことがあります。

  ※狭い金具に通す「裏ワザ」があります!がこれはまた別の記事で。


➌仮紐1本(腰紐、または150㎝程のしっかり締まる紐類なら何でもOK)

今回は錫(すず)のお香立てをリメイクした自作の桜の帯留めを用意しました。

帯締めは三分紐と二分紐の間くらいの細さのものです。

仮紐をする(初心者さん・力のない人向き)


半幅帯ならそのままで、お太鼓の場合は手先を戻してお太鼓を完成させた状態にしてから

いつも帯締めを通す位置に「仮紐」をしっかり結びます。

前は蝶結びでもなんでもよいですが、しっかりと!が大事です。

こま結びをする(しっかり締まる基本の結び方)


帯留めを三分紐(二分紐 ※以降「三分紐」と呼んでいきます。)に通して準備します。

帯留めを通した三分紐先に結んだ「仮紐」を避けて後ろに回し、前で結んでいきます。

 

結び方はしっかり締まれば蝶結びでもなんでも実はよいのですが、

ここではしっかり締まるこま結びの手順で図解していきますね!

通常の帯締めと同じですよ~。復習かねてご覧ください。

 

 

①帯留めを三分紐に通しておく

②後ろに回して、前で紐の左を上に重ね、上の紐をくぐらせて引き出したら

③横方向にしっかり締めます

④もう一度両方の紐の端をもって前に突き出すようにし、ゆるみをしっかり締めなおします

 

 

⑤しっかり横方向に締めたら、左手で重なったところをしっかり押さえ

⑥右で輪っかを作って、そのまま右手で重なったところをすぐ押さえます。

⑦空いた左手で下にある紐を真上にたたみ上げて、そのまま左手で重なったところをすぐ押さえます。

⑧空いた右手で上に上がった紐を輪の中に下に向けてストンストンと差し込みます。

⑨輪っかの中に入った紐を右手で押さえて

⑩左にある紐の端を左方向に引き抜いていきます。

⑪右の紐の端も同じように引き抜くとしっかりと結び目ができます。

 

これでこま結びの完成。

通常の帯締めは紐がねじれるとおかしな結び目になるのですが、紐が細いので多少のねじれは気にしないで大丈夫!

端を片付ける


余った紐の端をどうするか?いろいろな方法がありますね。

 

☑蝶々結びをする

☑お花のように飾って処理する

☑適当にぐちゃぐちゃと片付ける

 

半幅帯で外から見えるスタイルのときは多少気にして綺麗にしたほうがよいですが

お太鼓に隠れるので「外にはみ出てこなければOK!」です。

 

 

↑片付け方の一例。

 

⑫片方の端をジグザグにコンパクトにたたむ。

⑬反対の端でクルクルと巻いて固定する。

⑭完成。

 

この方法だと手早くコンパクトになるのでまあまあいい感じです◎

 

⑮最後、三分紐がいつもの帯締めの位置にちゃんとあるか

 左右チェックしておいてくださいね!

 

「仮紐」に噛んでいるとゆるみが出たり、お太鼓の場合は手先から外れていないか

お太鼓が落ちて大変なことにならないよう要チェックです!

 

手先の巾のちょうど真ん中あたりに来ていると安定します。

 

(返しが短かったときは少し下目にするなど加減をしてくださいね)

結び目を後ろに回し仮紐を取る


良い位置でしっかり締まっていると確認できたら

 

⑯結び目を後ろに回します。

⑰帯留めを前に持ってきて、仮紐を抜きます。

 

⑱ハイ、完成です!

 

何てことなく、簡単だったでしょう??

 

力の強い方は仮紐をしないでも大丈夫ですよ。(私はいつも仮紐なしです。何しろ握力が・・・笑)

結ぶのが苦手な方向けの便利アイテム「らくちんどす」


 

 これでも難しい、結べない!緩む!というお手がか弱い方向けの味方があります。

 

三分紐が簡単に締められる帯留め用の金具「らくちんどす」。

画像は阿波和さんからお借りしました。

 

紐の両端を↓のように通してギューっと引っ張るだけで締まって緩みません。

握力のない生徒さんにご紹介したら、楽です!と愛用されておられます。まさにらくちんどす!

 

私も持っているのですが、握力たっぷりある私の場合「通す」という作業自体が面倒で。。。笑

ほとんど使っていませんが、お稽古の際、見たい方はお見せしますね。便利ですよ~

帯留めの楽しみ


帯留めの使い方が分かったらぐんと楽しみが広がります。

帯留めの好きなところは

 

☑かさばるきものや帯でいろんなモチーフを持たなくても小さなもので季節や気分を表現できる。(収納コンパクト)

☑「布」という柔らかな質感のきものや帯に対して、ガラス、木、陶器、金属・・・様々な「硬質」な異素材で表情がつく。

☑三分紐(二分紐)との組み合わせで手持ちが少なくてもコーディネートの幅が広がる。

☑裏に帯留め金具を貼り付ければ、箸置きやブローチ、なんでも帯留めに見えてくる笑

 

というところでしょうか。

私の手持ちのはっきりした桜モチーフはこの帯留め一つ。

桜餅のカラーできものと帯揚げだけ変えて、コーディネートしなおしてみました。おいしそう。

 

 

 

帯のさびた金属的な色合いとなじませつつガラスの冷たい質感で存在感を出したり

帯揚げと色をリンクさせてみたり

 

 

最初は好きなアクセサリーの色や素材(ゴールド、シルバー、パール、ジュエリーなど)を

帯留めに取り入れると入りやすいように思います。

イアリングやネックレスを選ぶ感覚で。

 

帯留め一つでぐっとおしゃれ度が高まりますよ^^

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